JAM 2019 のテーマは、
Jazz Beyond Borders ジャズは境界を越える
である。
This year, JAM celebrates jazz beyond borders by looking at the dynamic ways jazz can unite people across the culture and geography. (国立アメリカ歴史博物館の Web ページ " Jazz Appreciation Month " より)
今年 (2019 年)、JAM は、ジャズが文化や地理をまたがって人々をつなぐダイナミズムに着目し、境界を越えてジャズをたたえる。(訳: Jazz Up Japan)
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そして、JAM は、音楽の力で、多様性、アイデンティティー、外交、イノベーションにまつわる重要な会話を促していく。
また、JAM 2019 の特集アーティストは、
Nat King Cole
ナット・キング・コール
である。
Nat King Cole (1919-1965) was one of the most influential jazz artists of his time. He faced a lot of racial prejudice, but pushed those boundaries to become one of the most successful artists of his time. (国立アメリカ歴史博物館の Web ページ " Featured Artist: Nat King Cole " より)
ナット・キング・コール (1919-1965) は、その時代もっとも影響力のあるジャズ・アーティストのひとりであった。彼は幾多の人種的差別に見舞われたが、人種を越えて当時もっとも成功したアーティストのひとりとなった。(訳: Jazz Up Japan)
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そして、ナット・キング・コールは、国際的にも評価され、世界中から支援を得る。また、アフリカン・アメリカンとして初めてラジオやテレビの番組を担当することになる。
なお、ナット・キング・コールは、Art Blakey
アート・ブレイキー とともに、2019年、生誕 100 年 を迎えた。
2019 年の JAM ポスターは、3 年にわたるシリーズの最終年である (「
ジャズ感謝月間、2018年のポスター」参照)。
Gene Krupa
ジーン・クルーパ (drums)
Dizzy Gillespie
ディジー・ガレスピー (trumpet)
Wynton Marsalis
ウィントン・マルサリス (trumpet)
Miles Davis
マイルス・デイヴィス (trumpet)
J.J. Johnson
J・J・ジョンソン (trombone)
Glenn Miller
グレン・ミラー (trombone)
Tommy Dorsey
トミー・ドーシー (trombone)
の以上 7 名が写し出されている。
作者である米国の画家
LeRoy Neiman リロイ・ニーマン は、大のジャズ好きで、50 年以上にわたりミュージシャンを描き続け、ジャズ演奏を鑑賞するとはどういう感じなのか、さらには、その音や色が感情や動作をどのように喚起するのか、表現しようとしたそうである。
さあ、2019 年の 4 月、平成最後のひと月ではあるが、JAM が「ジャズは境界を越える」をテーマに、そしてナット・キング・コールを特集アーティストに選んだ理由に思いを馳せ、ジャズ音楽に魅せられる環境にいることを感謝したい。
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Jazz Up Japan at 22:44 2019年03月17日 JST
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